乃木坂46の5期生として加入し、その圧倒的な透明感と上品な佇まいで、ファンの心をつかんで離さない「さくたん」こと川﨑桜。
小学1年生の終わり頃から高校生まで約10年間にわたって打ち込んだフィギュアスケートで培った表現力と、愛らしいビジュアル。その華やかな姿の裏側には、長年の競技生活で身につけた努力と、乃木坂46と学業を4年間にわたって両立し、大学を卒業した強い意志がある。
さらに、応募総数8万7852人、倍率7987倍という超難関だった5期生オーディションを突破し、加入後わずか1年足らずで5期生楽曲「17分間」のセンターにも抜擢。フィギュアスケートの経験を生かして、現在ではフィギュアスケート関連番組のスペシャルサポーターを務めるなど、独自の存在感を築いている。
そして2026年4月には、待望の1st写真集『エチュード』を発売。フランス・ニースとパリで撮影された一冊は発売前から大きな注目を集め、事前重版を経て、「オリコン上半期BOOKランキング2026」の写真集ジャンルで1位を獲得した。
本記事では、川﨑桜のプロフィールから、フィギュアスケートに打ち込んだ幼少期、約8万8000人が応募した5期生オーディション、乃木坂46加入後の成長、そして大きな話題となった1st写真集『エチュード』の軌跡まで、詳しく解説する。
川﨑桜のプロフィール&基本情報
基本データ
生年月日:2003年4月17日生まれ(おひつじ座)
出身地:神奈川県
身長:155cm
愛称・ニックネーム:「さくたん」など。
ルックスと透明感:まるでガラス細工のように繊細で、どこか儚さを感じさせる圧倒的な美しさは、グループ屈指のビジュアルと称されている。
性格・内面:本人は「自分を表現することが凄く苦手」と語る謙虚で控えめな性格だが、実は誰にも負けない強い芯と情熱を秘めている。
特技・趣味:10年弱打ち込んできたフィギュアスケートや、美しい景色を眺めることなど、多彩な才能の持ち主だ。
乃木坂46でのポジション:5期生楽曲「17分間」でセンターを務めたほか、2023年以降は表題曲の選抜メンバーとして活動。現在は福神メンバーにも名を連ね、5期生を代表するメンバーの一人として存在感を放っている。
2. 生い立ちと家族構成・幼少期のエピソード
川﨑桜がどのような環境で育ち、どんな子ども時代を過ごしてきたのか。現在の華やかなアイドルとしての姿からは想像しにくい、フィギュアスケート一色だった少女時代に迫る。
家族構成:お兄さんと妹さんがいる3人兄妹の真ん中(次女)
川﨑は、お兄さんと妹さんがいる3人兄妹の真ん中(次女)として育った。特に妹さんとは仲が良く、溺愛している。
幼少期~浅田真央さんに憧れて飛び込んだフィギュアスケートの世界~
川﨑の幼少期を語る上で、決して欠かすことのできない存在がフィギュアスケートだ。
本人によると、フィギュアスケートを始めたのは小学1年生の終わり頃。家族でスケートリンクへ遊びに行った際、自分より少し年上のお姉さんが、マイシューズとマイウエア姿で氷上を華麗に滑っている姿を目にし、「かっこいい」と憧れたことがきっかけだった。
さらに、当時活躍していた浅田真央さんの存在も大きかったという。本人は「浅田真央ちゃんがちょうど活躍していて、『凄くかっこいいな』と思って始めました」と語っている。
こうして始めたフィギュアスケートは、やがて川﨑の生活の中心になっていった。
小学4年生になるとクラブチームに入り、毎朝4時に起きて朝練を行い、放課後もリンクへ戻って練習する日々。大学進学を目指して受験勉強を始めるまで、約10年間にわたって競技と向き合った。
高校時代もスケート中心の生活は続き、本人は後に、放課後は毎日のようにスケートがあり、「1年に2、3回友達と遊ぶかどうか」だったと明かしている。
友達と遊んだり、部活動に参加したりする一般的な学生生活とは距離を置きながら、川﨑はひたすら氷上で技術を磨いていた。
まさに、青春のほとんどをフィギュアスケートに捧げた少女だったのである。
学生時代のエピソード(アイドルを目指したきっかけ)
フィギュアスケートに青春の多くを捧げた学生時代から、どのような経緯で乃木坂46の門を叩くことになったのか。川﨑桜の人生を大きく変えた転機をたどる。
川﨑は、フィギュアスケートの初級から8級まであるバッジテストの級を上げることを目標に、毎日のように練習に励んでいた。本人も「いい級に上がりたいと思って毎日やっている学生生活でした」と振り返っている。
一方で、川﨑は「自分を表現することが凄く苦手」だったと語っている。そんな彼女にとって、音楽が流れれば自分の好きなように感情を表現できるフィギュアスケートは、特別な場所だった。言葉では表現しきれないものを、氷上でなら自由に表現できる。その経験は、現在のアイドル活動にもつながる大切な原点と言えるだろう。
そして高校生になると、フィギュアスケートを続けながら将来の進路について考えるようになる。
川﨑は後に、乃木坂46の5期生オーディションを受けた理由について、「正直自分でも明確な答えはわからない」と公式ブログで明かしている。高校3年生の夏休み、進路選択に迷いながら自分の将来について考えていた時期だった。
そんなある日、予備校の授業の合間にスマートフォンを見ていると、乃木坂46の5期生オーディションの応募期間が1日延長されたというニュースが目に入った。
以前から遠藤さくらさんのオーディションCMを見たことはあったものの、最初からアイドルになることを決意していたわけではない。それでも、授業を1コマ受けた後、「じゃあ、ポチってしてみよう」と応募。本人自身も「どうしてあのとき受けてみようと思ったのか自分でもわからない」と振り返るほど、思いがけない決断だった。
その後、応募したことすら忘れて予備校通いに戻っていた川﨑のもとに、一次審査合格の通知が届く。
まさか自分が乃木坂46になるとは思っていなかった少女が、偶然のような一歩を踏み出したことで、人生は大きく動き始めた。
4.伝説のオーディションへ(応募の裏側と5期生誕生)
青春の多くをフィギュアスケートに捧げていた少女が、なぜ乃木坂46の扉を叩くことになったのか。
その背景には、4期生・遠藤さくらさんとの思いがけない出会いと、締め切り直前の偶然が重なった、まさに運命的ともいえるオーディション応募の物語があった。
遠藤さくらとの出会いが、乃木坂46を知るきっかけに
川﨑が乃木坂46を知るきっかけとなったのが、4期生の遠藤さくらさんだった。
本人によると、学校や予備校で「遠藤さくらさんに似ている」と言われたことがあり、それをきっかけに遠藤さんの存在を知ったという。
そして遠藤さんについて調べていく中で、川﨑は、自分と同じように内気な部分があるにもかかわらず、乃木坂46に加入してから輝いている姿に惹かれていった。
「自分も変われるのかな」。
そんな思いが芽生えたことが、乃木坂46への興味につながっていったのだ。
運命を変えた「締め切り1日延長」のニュース
しかし、実際にオーディションへの応募を決断するまでには、もう一つ大きな偶然があった。
高校3年生の夏休み。川﨑は大学受験に向けて予備校へ通う毎日を送っていた。
そんなある日、授業の合間に何気なくスマートフォンをチェックしていると、乃木坂46・5期生オーディションの応募締め切りが1日延長されたというニュースが目に入る。
5期生オーディションには応募者が殺到し、最終日には特設サイトのサーバーがダウン。その影響で応募期間が1日延長されていたのだ。
川﨑はニュースを見てすぐに応募したわけではない。
「どうしようかな……」と少し考えた後、そのまま予備校の授業を1コマ受けた。
そして応募方法を確認すると、必要なのはプロフィールと写真などを送ること。
そこで「じゃあ、ポチってしてみよう」と応募を決めたのだ。
しかも、その応募は締め切りのわずか10分前。
もし応募期間が延長されていなければ、川﨑がこのオーディションに挑戦すること自体がなかったかもしれない。
2026年に発売された1st写真集『エチュード』の関連企画でも、この「締め切り1日延長」が川﨑の人生を変えた出来事として改めて取り上げられている。
約8万8000人の中から、5期生へ
こうして思いがけない一歩を踏み出した川﨑。
待っていたのは、応募総数8万7852人、倍率約7987倍という過去に例を見ないほどの超難関だった。
そして川﨑は、その狭き門を突破した11人の一人として、2022年4月1日に5期生10人目のメンバーとしてお披露目された。
フィギュアスケート一筋だった少女が、偶然目にした「締め切り延長」のニュースをきっかけに、一歩を踏み出す。
本人自身、後に乃木坂46のオーディションを受けた理由について「自分でも明確な答えはわからない」と語っている。
だからこそ、川﨑桜の乃木坂46加入は、最初から決められていた夢への一本道ではなかった。
ほんの少しの偶然と、最後の10分に踏み出した小さな勇気。
その一歩が、現在の「さくたん」へとつながっていったのである。
初センター抜擢――「17分間」で開いた新たな扉
グループ加入後、5期生の一員として着実に経験を積んでいく中で、川﨑にとって大きな転機となったのが、31stシングル『ここにはないもの』の通常盤に収録された5期生楽曲『17分間』での初センター抜擢だ。
2022年12月に公開されたミュージックビデオは、茨城県内の学校で撮影された。校内にある「5時17分」で止まった時計を、5期生メンバー11人がそれぞれの思いを込めた歯車で再び動かそうとするという、印象的なストーリーが描かれている。
5時17分をイメージした通称「時計ダンス」では、川﨑がセンターとしてメンバーの中心に立った。フィギュアスケートで培ってきた身体表現も生かしながら、透明感のある笑顔としなやかなパフォーマンスを披露し、5期生の中でも強い存在感を放った。乃木坂46公式も、この楽曲について川﨑がセンターを務めることを明記している。
『17分間』は、川﨑にとって乃木坂46加入後初めてセンターを任された楽曲。5期生楽曲でセンターを務めたことは、その後の活動を語る上でも重要なステップとなった。
そして、その翌年。
32ndシングル『人は夢を二度見る』では、ついに表題曲の選抜メンバーに初めて選ばれる。
しかも、初選抜にして初の福神入り。
5期生からは井上和、菅原咲月、川﨑桜、一ノ瀬美空、五百城茉央の5人が初選抜となり、川﨑はその中でも2列目の福神メンバーに抜擢された。
「17分間」で5期生楽曲のセンターを経験し、続く『人は夢を二度見る』では表題曲の選抜、そして福神へ。
フィギュアスケートに打ち込んだ少女が、乃木坂46という新しいステージで一歩ずつポジションをつかみ取っていく――。
この時期は、川﨑桜が5期生の注目メンバーから、乃木坂46を担う選抜メンバーへと成長していく大きな転換点だったと言えるだろう。
フランスで魅せた新しい姿!
グループ加入前から憧れていたフランスでの写真集撮影。その夢が形となったのが、川﨑桜の1st写真集『エチュード』(新潮社)だ。
2026年4月14日に発売された本作は、川﨑自身が希望したフランスを舞台に、南フランスの海辺の街・ニースと、花の都・パリの2都市で撮影された。
川﨑は2025年に初めてパリを訪れた際、「もしも写真集を出させていただけるなら、この場所で撮影したい」と思っていたといい、念願だったパリでの撮影が実現したことを喜んでいる。
本作の大きな特徴の一つが、写真がほぼ撮影の時系列順に構成されていること。
川﨑自身も「1日目から5日目までの変化がわかる、映画みたいな写真集」と語っており、撮影が進むにつれて、最初はどこか初々しかった表情が少しずつほどけ、自分自身を解放していく様子が自然に伝わる構成になっている。
ニースでは、南フランスのまぶしい日差しを浴びながら水着撮影に挑戦。5種類の水着に加え、4種類のランジェリーにも初めて挑戦した。また、私服姿やドレス姿など、約30点に及ぶ衣装を披露している。
そしてパリでは、街を歩く姿や大人びた表情だけでなく、川﨑にとって念願だったスケートリンクでの撮影も実現。
このスケート衣装は、川﨑自身がデザインにも参加。「羽をつけたい」といった希望も伝えながら作り上げた、本人のこだわりが詰まった衣装だ。
フィギュアスケートは、川﨑が青春を捧げてきた大切な原点。本人も、パリのスケートリンクで滑る姿を写真集に残せたことについて、「作品として残せることが本当に幸せ」と語っている。
あどけない無邪気な笑顔から、ハッとするほど凛とした大人の表情まで――。
本作には、22歳を迎えた川﨑桜のさまざまな表情が凝縮されている。
そして、その注目度を裏付ける大きな結果も生まれた。
『乃木坂46川﨑桜 1st写真集 エチュード』は、2026年5月26日に発表された**「オリコン上半期BOOKランキング2026」のジャンル別「写真集」で1位を獲得**。期間内売上は9.2万部(91,716部)に達した。
発売前から公式Xのフォロワーが24時間で8万人を突破し、先行カットの累計閲覧数も4000万回を超えるなど大きな注目を集め、3月26日には発売前重版も決定。さらに、坂道グループのソロ写真集として史上最大規模となる全国13書店でのパネル展も開催された。
フィギュアスケートという原点と、アイドルとして歩み続ける現在。
その両方をフランスという憧れの地で一冊に刻み込んだ『エチュード』は、川﨑桜の新たな魅力を伝えると同時に、22歳の彼女の“今”を切り取った記念碑的な一冊となった。
まとめ~乃木坂46の5期生を代表する存在へ、川﨑桜のこれから~
小学校の頃から氷上で自分を表現し続け、約10年間にわたってフィギュアスケートと向き合ってきた川﨑桜。
その歩みは、決して最初から乃木坂46を目指していた一本道ではなかった。
遠藤さくらとの出会いをきっかけに乃木坂46を知り、そして5期生オーディションの応募期間が1日延長されたという偶然のニュースを目にしたことが、大きな転機に。締め切りわずか10分前に応募したことから、彼女の人生は大きく動き始めた。
応募多数の超難関オーディションを突破して5期生となると、5期生楽曲『17分間』では初センターを経験。その後、32ndシングル『人は夢を二度見る』で初選抜・初福神を果たし、2025年には39thシングル『Same numbers』で初めて表題曲のフロントメンバーにも選ばれた。
さらに2026年には、憧れだったフランスのニースとパリで撮影した1st写真集『エチュード』を発売。
同作はオリコン上半期BOOKランキング2026のジャンル別「写真集」で1位を獲得し、期間内売上は9万1716部を記録。川﨑自身にとっても、大きな節目となる一冊となった。
フィギュアスケートで培った身体表現と、アイドルとして磨いてきたパフォーマンス。
氷上から乃木坂46のステージへと活動の場所を変えた川﨑桜は、今や5期生を代表するメンバーの一人として、独自の存在感を放っている。
これからは、アイドルとしてのさらなる成長はもちろん、写真集やメディア出演、そして自身の原点でもあるフィギュアスケートとのつながりなど、さまざまな場所で新しい表情を見せてくれることだろう。
氷上で夢を追い続けた少女が、偶然の一歩からつかみ取った乃木坂46という舞台。
その物語は、まだ終わっていない。
これから川﨑桜がどんな景色を見せてくれるのか――。
その一歩一歩から、これからも目が離せない。


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