乃木坂46の6期生として2025年に加入した森平麗心は、まだ17歳という若さにありながら、着実に自分自身の表現を形にし始めている。
東京都出身。2008年10月5日生まれ。身長156cm。愛称は「うるみん」。2025年2月に6期生として発表され、同年4月の「乃木坂46 6期生 初披露の会『はじめまして、6期生です』」で初めてファンの前に立った。
加入当初から完成された存在だったわけではない。むしろ、緊張や不安を率直に言葉にしながら、一つひとつの経験を積み重ねてきた。その過程で、歌やダンス、そしてステージ上での表現に少しずつ輪郭が生まれていった。
その変化を象徴するのが、2025年11月の6期生楽曲「市営ダンスホール」でのセンター、同月の「新参者 二〇二五」でのソロ歌唱、そして2026年7月発売の42ndシングル「是非に及ばず」での初選抜だ。
「期待の新人」という言葉だけでは、もはや語り切れない。
森平麗心は今、自分自身の表現を手にしようとしている。
プロフィール――「うるみん」という少女
- 名前:森平麗心(もりひら うるみ)
- 生年月日:2008年10月5日
- 年齢:17歳(2026年8月現在)
- 出身地:東京都
- 血液型:A型
- 星座:てんびん座
- 身長:156cm
- 愛称:うるみん
基本プロフィールについては、乃木坂46公式プロフィールで生年月日、血液型、星座、身長などが確認できる。
彼女を知るうえで興味深いのは、ステージ上で見せる姿だけではない。
本人が公式ブログで紹介している趣味にはゲームやゲーム実況を見ることなどがあり、幼少期から遊んでいたゲームとして3DSやWii U、さらに「トモダチコレクション」などにも触れている。スキップやホッピングも好きなものとして挙げている。華やかなアイドルの世界とは一見すると距離のある、等身大の17歳らしい一面だ。
一方で、身体表現については明確なバックグラウンドがある。
2025年5月、賀喜遥香は自身のラジオ番組『乃木坂LOCKS!』で森平について語り、森平がバレエを経験していることに触れている。また、6期生の自己PR企画では、バレエに加えてトロンボーンやイラストも披露していたことを明かしている。
つまり森平は、最初から「歌って踊ること」だけを武器にしてきた人物ではない。
身体表現、音楽、絵、そしてゲーム――複数の興味や経験を持ちながら、乃木坂46という場所で、それらを少しずつ一つの表現へと結びつけている。
最初のステージ――緊張の涙から始まった
森平麗心の乃木坂46としての第一歩は、決して余裕に満ちたものではなかった。
2025年4月6日、ぴあアリーナMMで開催された「乃木坂46 6期生 初披露の会『はじめまして、6期生です』」。
6期生11人にとって初めての本格的なステージとなったこの場で、森平は緊張を隠すことができなかった。
しかし、それもまた、彼女のスタート地点だった。
華やかなステージに立った瞬間から完璧に振る舞うのではなく、不安や緊張を抱えながら、それでも観客の前に立つ。その姿は、後に彼女が語る「全力で向き合う」という姿勢にもつながっていく。
そして、この初披露の場では、バレエを生かした特技披露も行った。
ここで重要なのは、森平が「何でもできる新人」として登場したことではない。
むしろ、自分が持っているものを一つずつステージに出していったことだ。
それは、その後の活動にも通じる森平のスタイルになっていく。
憧れの先輩との出会い――賀喜遥香から受け取ったもの
6期生として加入した森平が、憧れの先輩として名前を挙げてきたメンバーの一人が賀喜遥香だ。
初期の本人発信でも賀喜への憧れを明かしており、先輩と後輩という関係は、単なる「憧れ」にとどまらず、実際の活動のなかで交わる機会へと発展していった。
2025年には『乃木坂工事中』の6期生自己PR企画で賀喜とペアになり、森平はバレエやトロンボーン、イラストなど、自身のさまざまな一面を披露した。
賀喜自身も森平について、バレエをしていたことや身体の柔らかさに触れている。
この関係性は、2026年になっても続いている。
先輩の背中を追うだけではなく、同じグループの一員として同じステージに立つ。その距離が少しずつ縮まっていくことも、6期生として加入した森平の成長を測る一つの尺度になっている。
「市営ダンスホール」――初めて背負ったセンターという責任
森平麗心の活動を語るうえで、大きな転機となったのが2025年11月の「市営ダンスホール」だ。
40thシングル「ビリヤニ」に収録された6期生楽曲で、センターを務めたのが森平だった。これは乃木坂46公式サイトでも明確に告知されている。
そして、ここで注目したいのは「センターになった」という事実だけではない。
本人は公式ブログで、センターを務めることを知ったとき、嬉しさよりも先に「私で大丈夫かな…?」という不安があったと率直に綴っている。
プレッシャーから考え込む日もあった。
それでも撮影当日、応援してくれるファンの存在を思い浮かべ、「ちゃんとこの場所に立とう」と気持ちを切り替えたという。
このエピソードは、森平麗心という人物を考えるうえで重要だ。
彼女の成長は、「最初から自信に満ちていた少女が才能を開花させた」という単純な物語ではない。
不安になる。
プレッシャーを感じる。
それでも、その場所に立つ。
その繰り返しによって、少しずつ表現者としての輪郭を強くしている。
「市営ダンスホール」は、その最初の大きな証明だった。
「新参者」で見せた歌声――一人でステージに立つ
そして同じ2025年11月、森平はもう一つの大きな挑戦に臨んだ。
6期生による「新参者 二〇二五」。
このライブでは、6期生それぞれがソロ歌唱に挑む企画が行われ、11月17日の夜公演でステージに立ったのが森平だった。
選んだのは、齋藤飛鳥のソロ曲「硬い殻のように抱きしめたい」。
乃木坂46公式のライブレポートは、このときの森平の歌声を「伸びやかで芯のある歌声」と表現している。さらに、本人自身も「全力で向き合おう」と頑張ったと振り返っている。
ここには、森平の表現の特徴がよく表れている。
歌唱力を誇示するためだけのソロではない。
一人でステージに立ち、その曲と向き合い、自分自身の声で届ける。
6期生という集団のなかではなく、森平麗心という一人のメンバーとして評価される場所に立ったことで、彼女の歌声が持つ個性がよりはっきりと浮かび上がった。
しかも公式レポートが伝えたのは、単純な「上手さ」だけではない。
「伸びやか」であり、「芯がある」。
この二つの言葉は、現在の森平の歌唱を語るうえで、非常に重要なキーワードになっている。
初選抜――「先輩方がつないできた乃木坂46」を受け継ぐ
そして2026年6月。
森平麗心に、次の扉が開いた。
42ndシングル「是非に及ばず」。
6月7日深夜放送の『乃木坂工事中』で選抜メンバーが発表され、森平は大越ひなのとともに6期生から初めて表題曲の選抜入りを果たした。
ここで森平が残したコメントは、彼女が現在どこを見て活動しているのかを知るうえで非常に重要だ。
「足を引っ張ってばかりじゃいられない」
そして、
「先輩方がつないできてくださった乃木坂46を私もつないでいけるように」
という思いを語った。
この言葉から見えてくるのは、単に「選抜に入りたい」という個人的な目標だけではない。
自分もまた、乃木坂46という歴史の一部になっていく。
その意識が、森平のなかで明確になり始めている。
2025年11月に6期生楽曲のセンターを経験し、ソロ歌唱にも挑戦した。
そして2026年には、ついに表題曲の選抜メンバーとなった。
6期生の一人として加入した少女が、少しずつ「乃木坂46を担う側」へと歩み始めた瞬間だった。
17歳の現在――未完成だからこそ見えるもの
森平麗心は、まだ17歳だ。
だからこそ、現在の彼女を「完成された表現者」と断定する必要はない。
むしろ、今の森平にしかない魅力は、完成へ向かって変化している途中にある。
初めてのステージでは緊張を経験した。
センターを任されれば、「私で大丈夫かな」と不安になった。
ソロ歌唱では、1人で楽曲と向き合った。
そして選抜入りを果たした現在は、先輩たちがつないできた乃木坂46を自分もつないでいきたいと語っている。
その一つひとつを並べてみると、森平麗心の歩みには明確な変化が見えてくる。
「自分は何者なのか」を探している段階から、
「自分は何を届けるのか」を考える段階へ。
その変化こそが、森平麗心というアイドルの現在地なのではないだろうか。
2026年7月には『アップトゥボーイ』で初選抜を記念したグラビアにも登場。前年の人生初ソログラビアから約1年を経て、同誌では少し大人びた姿が撮り下ろされた。
表情も、歌声も、パフォーマンスも。
経験を重ねるたびに、その輪郭は少しずつ変わっていく。
だからこそ、今の森平麗心を「完成形」として見る必要はない。
むしろ、これからどこまで変わっていくのか。
その過程そのものを見ることに、彼女を追いかける面白さがある。
「うるみん」は、これから何者になるのか
乃木坂46の6期生として加入した森平麗心。
彼女の歩みを振り返ると、そこには1つの明確な軌跡が浮かび上がる。
初披露のステージ。
バレエを生かした自己表現。
憧れの先輩との交流。
6期生楽曲「市営ダンスホール」でのセンター。
「新参者」でのソロ歌唱。
そして、42ndシングル「是非に及ばず」での初選抜。
わずか1年余りの間に、森平は1つずつ新しい場所へ進んできた。
その歩みは、決して一直線ではない。
不安もある。
プレッシャーもある。
それでもステージに立ち、与えられた役割と向き合ってきた。
だからこそ、森平麗心の「覚醒」は、突然訪れた劇的な瞬間ではない。
1つの経験を積み、また次のステージへ進む。
その繰り返しのなかで、少しずつ表現者としての輪郭が濃くなってきたのだ。
2026年7月、初選抜を経験した森平は、選抜メンバーとしての活動について「大好きな乃木坂46に少しでも貢献できるように頑張りたい」と語った。
その言葉の先に、どんな表情が待っているのか。
どんな歌声を聴かせるのか。
どんなパフォーマンスを見せるのか。
17歳の森平麗心には、まだ決まっていない未来が数多く残されている。
だからこそ、その瞳の先にあるものから、目を離せない。
「うるみん」は、まだ完成していない。
しかし、その未完成さこそが、彼女がこれから大きく変わっていく可能性を示している。
乃木坂46の次代を担う6期生の1人として。
そして、1人の表現者として。
森平麗心の物語は、ここからさらに動き始める。


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